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【インタビュー】仲間由紀恵 舞台で“女の一代記”
女優の仲間由紀恵が、舞台で“女の一代記”に挑戦する。11月1日から、東京・東銀座の新橋演舞場で上演される「ナツひとり−届かなかった手紙」(マキノノゾミ脚色・演出)は一昨年、NHKで「ハルとナツ」として放送された橋田壽賀子原作作品。テレビでも若き日を演じた高倉ナツ役を、仲間が14歳から76歳までの長い人生を通して務める。
「役者として女の一生物を演じてみたかった。ひとりですべてを演じる醍醐(だいご)味を感じています。森(光子)さんは舞台の上でもとてもかわいらしいが、物語が進んでいくほどに空気が変わり、落ち着いていかれる。その変化がおもしろい」
ドラマで共演した森光子(ハル役、今回は声で出演)が演じる「放浪記」の舞台を見て、同じ女優として大きなあこがれを感じていたという。
戦争に翻弄(ほんろう)されながらも、日本とブラジルでたくましく生き抜いた家族の姿を描く物語。仲間が演じるのは妹のナツ。昭和12年、ブラジルに移民として渡った姉のハルら家族と別れて、ひとり北海道に残る。そこで人生の師となる牛飼いの徳治(宇津井健)らと出会い、成長を遂げていく。
舞台では、食品会社会長となった平成14年まで、65年の歳月が描かれる(第1幕にはナツの子役も出演する)。
「ナツは前しか向かない強い女性。原作を読んだときは、どんな大変な思いを抱えて乗り越えていったのか、想像できず、毎日、稽古(けいこ)の中で演出のマキノさんから宿題を出された」という。
仲間の舞台は3年前の「スター誕生」以来となるが、大劇場の座長(主演)は初めて。「瞬発力ではなく、気持ちの積み重ねが大切。高まって爆発してまた収まる。最後は、パワーを出し終わって終わりたいですね」。10月30日に28歳の誕生日を迎えて、女優の人生に新たな一歩を刻む大きな仕事となりそうだ。
11月26日まで。生瀬勝久、福士誠治、沢田雅美らが出演。問い合わせはTEL03・3541・2600。(生田誠)