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精神科医の劇作家・タニノクロウ イプセンの名作に挑む
このニュースのトピックス:舞台
現役の精神科医で劇作・演出家、「庭劇団ペニノ」を主宰するタニノクロウが、イプセン原作の名作に挑む。11月1日から東京・北千住のシアター1010ミニシアターで上演される「野鴨」。石田えりをはじめとする実力派キャストと、100席しかない劇場で濃密な空間を作り上げる。
自ら命を絶った13歳の少女、心が壊れた老人、夢ばかりを追って働かない夫、黙々と働くその妻…。抽象的な世界観の中で、少女の死をとおし、心を打ち砕かれた人間たちの本性を浮かび上がらせていく。
「登場人物は皆、欠点がありながらも悪人ではない。観客がどの人物に感情移入するのか想像できないのですが、強烈なキャラクターを含めて楽しんでもらえれば」とタニノ。
原作どおりに上演すると4時間近くなるため、台本を再構成。これが難しかったという。
「キーワードが緻密(ちみつ)に配列され、ピースをはずせないパズルのようなもので、1つ抜くと崩れてしまう。どうシンプルに崩していくかが大きな課題でした」
タニノは「原作の面白さを引き出した唯一無二のものに仕上げたいですね」と話している。
30日まで。TEL03・5244・1011。
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