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【舞台】静かに描く夫婦の情愛
このニュースのトピックス:舞台
劇作家、松田正隆の岸田戯曲賞受賞作「海と日傘」が、竹下景子と平田満の共演で上演される。
ある地方都市の町。公園に日傘を置き忘れたという妻(竹下)にかわり、とりに行った夫(平田)が帰宅すると…。夫婦の情愛を、静かに過ぎゆく日々の暮らしを通して描く秀作だ。
「淡々とした日常の人間の営みが、とても信じられる本(脚本)。言葉にしてしまうと、もれてしまうような微妙な心の機微があり、何か事件が片付いてめでたしめでたし−ではなく、人生は流れていくものだという感じがある」と平田。
脚本は10年ほど前に読んでいたというが、「作品は同じでも、これまでの自分の経験といまの心情によって、受け止め方は変化しています」。いまはセリフの奥にあるものをどうふくらませるかが課題の一つという。
「ヒーロー、ヒロインで見せる作品とは違いますが、人間をいとおしくなるようなものになってほしい。人生経験を積んだ人はもちろん、若い人にも感想を聞いてみたいですね。今後もいろいろな俳優が演じ続けてほしい作品です」
竹下とは舞台では初共演。「見えないコンビネーションが作れれば」と話している。
演出は文学座の高瀬久男。30日から11月11日まで、東京・東池袋のあうるすぽっと。TEL03・5468・8113。
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