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【インタビュー】9作品出演の寺島進 北野作品、無垢に見て (1/2ページ)

2007.10.27 08:46
このニュースのトピックス北野武監督インタビュー特集
インタビューに答える寺島進さん=21日午後、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪インタビューに答える寺島進さん=21日午後、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪

 世界的に評価の高い北野武監督作品に、欠かすことのできない人がいる。俳優の寺島進。第1作「その男、凶暴につき」から最新作「監督・ばんざい!」まで、13本中、実に9本に出演している。ヤクザの子分から刑事役まで。演じた役柄はさまざまだが、北野監督との出会いは、その後の人生を決定づけるものだったという。DVD全集の発売を機に、北野組の現場の雰囲気やその作品の魅力について聞いた。(藤井克郎)

 「こういうインタビューの場にいられるのも、北野監督が引き上げてくれたおかげですしね。20代のころ、切られ役でまだ役者とも言えないような、どこの馬の骨だか分からないような人間を、よく我慢して使ってくれたなと思っています」

 寺島によると、北野監督は現場でああしろこうしろと事細かく言うことはない。監督が発した何気ない言葉を感じ取って修正しながら鍛えられてきたという。

 たとえばある映画で寺島がちんぴら役を演じたとき、ポケットに手を突っ込んで頭を振りながらしゃべるという、いかにもな演技をしたことがあった。ある日、北野監督の家でそのビデオを見ていたら、「ちんぴら役になるとみんな首振っちゃうんだよな…」とぼそっと言う。「つまりそうするな、ということなんですよ。なんだよな…、の『…』から何を言いたいのかかぎ取れよ、というわけです。丁寧じゃないかもしれないけど、逆に愛情を感じますね」

 すべての北野作品に思いが詰まっているが、中でも「ソナチネ」は大きな転機になった作品だ。主要な役は初めてで、せりふではなくたたずまいや目の芝居で語りかけるなど、学ぶことが多かった。

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インタビューに答える寺島進さん=21日午後、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪

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