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安土桃山時代の衣装で 劇団四季新たな取り組み 京都
京都での“四季ミュージカル”の定着を図ろうと、劇団四季(横浜市青葉区)が新たな試みに取り組んでいる。京都劇場(京都市下京区)で上演中のミュージカル「ジーザス・クライスト=スーパースター〈ジャポネスク・バージョン〉」(10月13日〜11月10日)で、一部の出演者が安土桃山時代をイメージした衣装で登場するなど、演出の一部を京都公演用に変更。同作品で公演地に合わせた演出を採用するのは初めてで、ミュージカルの需要開拓につなげたい考えだ。
「ジーザス〜」は、イエス・キリストが十字架にかけられるまでの最後の7日間を描いた作品。登場人物全員が歌舞伎の隈(くま)取りに、ジーンズというスタイルで出演、日本独自の様式美を取り入れた演出が特徴となっている。
昭和48年に初演が行われ、これまで全国各地で285回(今年7月末現在)の公演を記録。四季の定番ミュージカルとして、高い人気を誇る。
京都での公演は今回が初めて。ユダヤの王、ヘロデが京都をイメージした衣装に身を包み、遊女を引き連れて登場し、歌舞伎役者のように見得を切るシーンを新たに盛り込んでいる。
かつて京都は「なかなかロングラン公演ができない“鬼門の地”」(広報担当)といわれた。しかし、平成13年1月にオープンした京都劇場のこけら落とし公演で「オペラ座の怪人」を上演、以後、「美女と野獣」などの人気作品を相次いで上演することでファンを着実に増やしてきた。
同劇場ではこれまでに、16作品で計1717回の公演(今年10月3日現在)を行い、観客動員数は136万8500人(客席占有率88・8%)を記録。今回の「ジーザス」も20日までに約4900人が鑑賞(同約87%)し、観客から「三味線や鼓も見事に融合し、京都ティストにあふれている」と好評だ。
今回の“京都限定バージョン”の上演で、新たな需要を掘り起こし、四季ミュージカルの定着をさらに確実なものにしたいという。