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経済
【開発ヒストリー】節電で脚光、臭わない灯油 昭シェル「ヒートクリーン」、原料にヒミツ
東京電力福島第1原発事故の影響で全国規模の電力不足が広がる中、熱量が大きく節電効果の高い灯油ストーブが人気だ。ただ、燃料の灯油は独特のにおいやベトつきがり、買い出しも面倒だ。昭和シェル石油は、こうした弱点を克服する、臭わない灯油”「ヒートクリーン」のネット販売を今冬から本格展開している。
一斗缶(18リットル)のキャップを開けて鼻を近づけてみる。かすかにロウソクを思い起こさせるにおいがする。だが、あの灯油独特の臭さはない。それもそのはずだ。原料に使われているのは、無臭の天然ガスを液化した「GTL」と呼ばれる燃料だからだ。原油を精製してガソリンや重油などとともに生産される灯油は、そこに含まれる硫黄分などが臭さの原因となっているが、「ヒートクリーン」にはそれがないのだ。
「においが気になることを理由に、灯油をベランダや庭で保管している家庭は多い。だから給油時に寒い思いをする。それが灯油が嫌がられる一因になっている。石油臭さのないヒートクリーンなら部屋の中で保管できる」。同社新規事業推進部の大塚秀樹氏は商品特性をこう語る。
同社が実施したアンケートでも回答者の8割以上がにおいの軽さを実感したとしている。灯油と比べてベトつかず、手が汚れにくいことも消費者の心をつかんだ。
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