経済シャネル日本法人社長 二足のわらじ 純愛小説出版2011.9.28 21:17

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シャネル日本法人社長 二足のわらじ 純愛小説出版

2011.9.28 21:17 文学

 小説家としても活躍するシャネル日本法人社長のリシャール・コラス氏(58)が新刊「紗綾」(ポプラ社 1575円)を9月に出版した。経営不振の大手百貨店をリストラされた40代半ばの男性と、16歳の女子高生との援助交際が、純愛に発展するストーリーで、テーマは「絆」だ。

 東日本大震災後、ブライダル需要が急増するなど、心と心の「絆」を求める人が増えた。震災の影響で、日本語版の出版は、3カ月遅れたが、震災から半年たち、「人々の心が物語を読む余裕を持てるまで戻っており、この時期こそ出版する意味があった」と話す。

 「紗綾」はフランスで2年前に出版され、国内の図書館館長が選ぶ文学賞を得るなど、高い評価を得た。日本語版も「滑り出しは上々」(ポプラ社)という。

 シャネル日本法人社長として震災支援では、被災者の「心のニーズ」に応えることに気を配る。4月末から被災地に断続的にメーキャップアーティストを派遣、300人以上の被災者にメークを行った。久しぶりの化粧がうれしかったのか、コラス氏の前で「泣き出してしまった女の子もいた」という。

 震災後のシャネルの売上高も好調だ。震災直後には関東や東北地方の店舗を一時的に閉鎖したが、買い控えが一段落した後は、予想を上回り、「シャネルは初めてというお客さまも増えている」。今年1年の国内売上高は前期比5~6%増になる見通しだ。

 コラス氏が現在、執筆中の次回作は、震災で家族全員を失った少年(17)と、親戚の都会育ちのフリーターの青年(25)との交流が軸。日本在住歴35年以上、流暢(りゅうちょう)な日本語を操り、シャネルの日本事業を拡大してきたコラス氏の挑戦はまだ続く。

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