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【すごいぞ! ニッポンのキーテク】通訳は「ケータイ」 NEC自動通訳システム (1/2ページ)
「海外旅行で自由に会話ができたら買い物や食事などももっと楽しめるのに…」。こう思っている人は多いはず。そんな思いを携帯電話が解決してくれる日は近い。
NECは、携帯電話に搭載する「日英・英日自動通訳システム」を開発、すでに試作機も完成している。携帯に向かって日本語で話せば、画面上に英語で表示。それを相手に向かって示す。相手はそれを読んで英語で答え、その言葉が日本語になって携帯に表示されるという仕組み。
開発にあたった同社共通基盤ソフトウェア研究所の奥村明俊研究統括マネージャーは「(翻訳は)早さを重視して開発した」と強調するように、日英・英日のいずれの翻訳時間も1秒以内で処理される。技術的にも「5万語を収録した海外旅行用会話用ソフトはすでにできている」段階まできている。
音声を携帯電話などからいったんサーバーに送り、サーバーが翻訳して携帯電話に送り返すシステムを開発しているところはあるが、通信機能を使わない通訳ソフトの実用化は「世界でも当社だけ」(奥村氏)。飛行機内など通信できない場所でも利用できる。
SF小説に出てくるような自動通訳機械も、IT技術の進化によって実用間近だが、その開発には四半世紀に及ぶ時間がかかった。
同社が自動通訳のコンセプトを発表したのは1983年。91年には初期のソフトを完成したが、それを稼働させる機械は「冷蔵庫ぐらいの大きさだった」(同)。その後は消費電力が低いソフト開発に加え、半導体の処理速度向上もあって、99年にはノートパソコンに搭載できるまでに。2006年には通訳機能が付いた携帯端末(PDA)を3万9900円で商品化、07年には携帯電話上で稼働するソフトを試作するに至った。


