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【iPhone】情報小出しで“狂想曲”増幅 アップルのしたたか戦略
このニュースのトピックス:アップル
ソフトバンクモバイルが「年内にアイフォーンを発売する」と表明したのは6月4日。それから1週間もたたないうちに、米アップルが発売日を「7月11日」と発表することで再び話題を振りまいた格好だ。ただ、日本での販売価格は不明なうえ、流通ルート、利用料金の体系、利用できるサービス−といった詳細は一切明らかにしていない。
情報を小出しにして消費者をじらす手法は、広告業界では「ティザー(じらし)広告」と呼ばれ、関心を集めるのに効果があるといわれている。アイフォーンの場合、メーカーや通信会社が報道発表を控えており、国内の通信業界関係者は「ティザー広告の効果を狙っているのだろう」と指摘する。ソフトバンク側も「われわれだけで情報をコントロールできない」(広報)と釈明し、アップルの意向が強く働いていることを示唆した。
消費者や小売店の間では混乱も広がっている。東京都内のあるソフトバンク販売店は、発売日が発表された10日午前、「開店後1時間で客からの問い合わせが20件以上あった」と反響に驚きつつ、「われわれも情報がない。予約を受け付けるかどうかも決まっていない」と戸惑いを隠さない。
アイフォーンは欧米で600万台を販売した人気商品だけに、日本でもブームを巻き起こすことは間違いないだろう。米国では昨年6月の発売時、各地で購入希望者が長蛇の列を作り、売り切れが続出。今回発表された新型機種は22カ国で同時発売されるため、供給体制に不安が残る。
アップルでは「十分に時間をかけて準備を進めている」と説明するが、大阪市内のソフトバンク販売店は「かつて人気機種が4台しか入荷しなかった。アイフォーンもそれくらいではないか」と、早くも品薄を懸念している。(上野嘉之)
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