ニュース: 経済・IT RSS feed
【ウェブ時代 5つの定理】その4 グーグリネス 自発性に導かれた「時間」 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:梅田望夫
≪いま、世界は(以前と)本当に違う。それは、君たち一人一人が世界中のどんなことについても「情報を得る力」を持ったからだ。私が学校に通っていたころと、本当にまったく違う世界だ≫
これは数年前にグーグル創業者の一人、サーゲイ・ブリン(1973年生まれ)が高校生向けに行った講演での言葉である。80年代と比べて今が「本当にまったく違う」のは、誰もが「情報を得る力」を持ったからだと述べた。考え方の根底には、シリコンバレーに脈々と流れるリバタリアニズム(自由至上主義、第3回参照)がある。
結果の平等を求めるのではなく、すべての人がすべての情報にあまねくアクセスできる環境を整備し、機会を均等に与えるという考え方が貫徹される。「世界中の情報を整理し尽くす」という同社のミッションは、すべてこのためにある。
知識欲を「人間の最も基本的な要求」ととらえ、世界中の一人一人が「情報を得る力」を持ち、よりよい教育を受けてより賢くなれば、それが世界の知力・知性を高めることになる、ひいてはそれが「世界をより良い場所」(make the world a better place=第1回参照)にすることになる。これがグーグルの基本理念である。

