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【ねっと系】スクロール ネットが支持した“第三の道” (1/2ページ)
このニュースのトピックス:韓国
□日本学術振興会特別研究員・高原基彰
韓国大統領選挙から1カ月ほどがたった。今回の選挙で有権者が明確に示したのは、何より経済成長をもたらす指導者が必要であるという世論だった。その中では、現代建設の元社長として伝説の企業人である李明博が、当初から優勢だった。
ハンナラ党に対抗する、進歩的な「民主化勢力」が支持したのは、大統合民主新党の鄭東泳だったが、大差の次点だった。この勢力に近い盧武鉉政権に対する「審判」が下された形となり、進歩陣営は国民の「保守化」に対し危機感を強めている。
ところが単純な「保守化」とも言えないことを示すのが、インターネット上で目立った創造韓国党の文国現の人気である。最終的な支持率は6.1%で4位だったが、各種のオンライン調査では最も支持されていた。ネット新聞大手のオーマイニュースに端を発した人気であり、前回の大統領選に似たネット独自の動きがあったとすれば、これである。
文国現は、柳韓キンバリーの元CEOである。この会社は現代建設のような大企業ではないが、IMF外貨危機の際にも社員を解雇せず、ワークシェアリングを活用して雇用を守ったことで知られる。今回、文国現は著名な経営者出身でありながら、「人中心の経済」というスローガンを掲げ、雇用創出と安全網の整備に力点を置いた公約で、有権者に新鮮な印象を与えた。彼は進歩派の一員だが、旧来のイデオロギー対立とは異なる論理で支持を集めたのである。