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【新春対談】梅田望夫氏と佐藤康光棋聖が語る(4)ネット性善説 (5/5ページ)
■梅田 望夫(うめだ・もちお) 米カリフォルニア州シリコンバレーに設立したコンサルティング会社「ミューズ・アソシエイツ」社長。ベンチャーキャピタル「パシフィカファンド」共同代表。「はてな」取締役。慶應義塾大学工学部卒業。東京大学大学院情報科学科修士。米コンサルティング会社「アーサー・D・リトル」に入社。1994年からシリコンバレー駐在。97年に独立しミューズ設立。著書に「シリコンバレー精神」、「ウェブ進化論」、「ウェブ時代をゆく」など。
■佐藤 康光(さとう・やすみつ) 1969年、京都府出身、国学院高校卒業。田中魁秀九段門下で、87年にプロデビュー。93年の第6期竜王戦で羽生善治竜王を破り、初タイトルを獲得し、以後も名人、王将、棋聖、棋王の各タイトルを得る。特に、棋聖戦では2002年−07年まで6連覇を果たし、史上5人目の永世棋聖となっている。「1秒間に1億3手読む」と言われる緻密さで知られる一方、バイオリン演奏やゴルフもたしなむ。著書多数。
編集後記
「棋譜だけはプリントアウトし、正座して盤上に駒を並べるんです。ネットでは指しません」
IT時代の最先端を行く梅田氏が冒頭明かした習慣に、対局での威厳に満ちた雰囲気と違って緊張気味だった佐藤棋聖の表情が、一気に和んだ。
名局が生まれる条件やコンピューターには決してできない「勝負の美」など高いレベルの会話が交わされ、「絶えずアンテナを張った状態から、過去の経験を超えたものが生まれる」という佐藤棋聖の言葉に、「コンピューターより3手多く読む」といわれる棋聖のすごさを感じた。
「ネットは明確なテーマを持った人には“高速道路”となって広がるけど、テーマを選択するには新聞や雑誌が必要」(梅田)には、ネットに押される新聞界の人間として勇気づけられた。




