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【新春対談】梅田望夫氏と佐藤康光棋聖が語る(4)ネット性善説 (1/5ページ)
司会 食わず嫌いではいられないと。
梅田 新聞社も最初、ネットは好きじゃなかった。でも、新聞社としてもネットとの関係を深めていき、リアルの新聞との共存の道を少しずつ見付けていくと、ああ、こういうことだったんだと理解するときがくる。
無制限の情報というのはネットに乗っけておいて、新聞は新聞で俯瞰性みたいなものでたとえば攻めていくとか。
新聞社のサイトがあることで、俯瞰性の価値にお金を出す人がいなくなることはないと分かってみたり。
産経新聞もネットと共存する方法を見つけようとしていますね。そういう意味で、「法廷ライブ」も含めて御社のさまざまな試みはおもしろいし、間違いなく業界のトップランナーだと思いますよ。お世辞ではなく。
司会 恐縮です。
梅田 実際はあまりにもいろいろなものが早く進むので、不安な気持ちというのが払拭(ふっしょく)されないんだけれども、ぼくの直感では、案外、ある時に、ネットっていい物なんだという風にいろいろな人が思う事件があるんじゃないかと。
ネット性善説
司会 梅田さんは、ネットを使ううえで成功するのには、不特定多数を信用することが大切だとおっしゃっていた。しかし、日本人は不得意なジャンルではないかなとも思えるんですが。
梅田 それは技術なんですよ。何事も練習しないと。ゲームのルールを勉強しないと。定跡を覚えないといい将棋が指せないのと同じです。それをすっ飛ばすから“炎上”などという事態に陥る。
僕は、ネット上でどう振る舞うと不特定多数とうまくやっていけるのかということを体で分かるようになってきました。ずいぶん時間的な投資をしてきましたからね。だから全然怖くないんです。やってはいけないことが分かっているから。
これは、リアルの世界でも同じですが、やってはいけないことをやると怖いことになる。ブログの上にわっとくる“炎上”というのがあるが、普通にやればそんなことは起きない。
本を読んでそれに対する感想をブログに書いたり、日常生活でこんな楽しいことがあったと書いたりとかしたときに、そんなところに変なことを言ってくる人はいない。
しかし、イデオロギーとか政治にかかわることとか、あるいはアイドルをけなすとかはだめ。




