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【新春対談】梅田望夫氏と佐藤康光棋聖が語る(2)学習の高速道路を抜けるとけもの道 (1/5ページ)

2008.1.1 08:17
このニュースのトピックス梅田望夫
佐藤康光棋聖 佐藤康光棋聖 

 梅田 やはり、人間への関心というのは大切なことでしょう。特に、佐藤棋聖、羽生善治二冠(王座・王将)世代以降の棋士たちとお付き合いをしていていつも思うのですが、ここには、日本人の中でも極めて良質な人たちが集まっているという感じを持っています。ハイエンドのファンの方々は棋譜の芸術性、将棋の戦いに奥深さということになるんでしょうが、棋士のスター性に興味を覚えるファンもいる。例えば、歌舞伎でも、芝居の深いところまで全部分かっているファンだけに来てくださいということでは、お客さんが集められませんよね。将棋も一緒だと思う。

 佐藤 それから、ファンとの接点もそうですが、データベースが整備されたことが大きい。最近は、その日に指したものも見ることができますし、過去のものもそう。いまだと、30年分くらい、7万局弱くらいのデータベースが将棋連盟にもできたんですよ。

 昔は将棋を研究したり勉強するときに、自分の記憶だけが頼りだった。昔、こういう将棋があったんで、こういうのを調べてみようと。自分の記憶だけが頼りだったんですが、いまはパソコンで局面や人名などを指定すれば30年前の将棋でもすっと出てくるんです。そういう意味では、だれでも強くなる環境が整っている。

 羽生さんが「ITとネットの進化によって将棋の世界に起きた最大の変化は、将棋が強くなるための高速道路が一気にしかれたということだ」と述べられたと、梅田さんのご著書に書かれていましたが、僕らの修行の時代と比べても、勉強する環境が整いつつあると思います。

 梅田 「学習の高速道路」という表現は本当に面白くて、羽生さんから将棋の世界でそうなんですよと教えてもらって、ブログに書いた。そうしたら、たくさんの反応があって、どんな分野も同じですと。一番おもしろかったのが折り紙。

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対談に臨む佐藤康光棋聖(左)と梅田望夫氏
佐藤康光棋聖(左)と梅田望夫氏
梅田望夫氏
佐藤康光棋聖 
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