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新聞“ネット戦争”本番 自社記事配信、模索する各社 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:論争「朝日vs産経」
こうした考えと一線を画し、ネット事業に臨んでいるのが産経新聞だ。1日から始まったMSN産経ニュースは紙媒体の締め切り時間にとらわれず、紙媒体以上の内容をネットに盛り込む。
例えば、1日に速報した秋田の連続児童殺害事件の公判の模様「秋田法廷ライブ」は、新聞紙上では掲載されない法廷でのナマのやりとりを速報。視聴者の多いヤフーに掲載されたため、MSN産経ニュースを含むグループサイトへの閲覧者数は許容量を超え、システム障害の一因となるほど加速度的に増加した。
紙媒体は分量や時間的制約が多いが、ネットにはない。MSN産経は記事、写真、関連情報などをふんだんに盛り込み、すべての情報に触れられる「ウェブ・パーフェクト」の実現を目指す。
一方で、紙媒体ではどの記事が重要かひと目で分かる優れた一覧性を生かして、効率よく、世の中の動きを把握できるように工夫を凝らす。
「詳細は紙面で」という紙媒体優先の姿勢と、「スクープもネットに流すウエブ・ファーストに、紙面では情報を効率よく」という設計思想の違いは歴然だ。
どちらが読者に親切で、経営的にどちらが有効かは分からない。だが、新聞社のネットへの取り組みは、否応なく第2幕に突入した。(谷口正晃)
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