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米アップル 「iPodタッチ」発表 首位固めへ実質値下げも
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アップルはiPodのラインナップに、タッチパネル方式を導入するとともに、新型iPodナノや既存のiPodシリーズの価格を据え置いたままメモリーを増量する実質値下げに踏み切った。国内携帯音楽プレーヤー市場をめぐる競争は一段と激化しそうだ。
調査会社BCN(東京都文京区)によると、日本での携帯音楽プレーヤー市場は2005、06年と拡大したものの、07年に入り製品の普及が一段落したことなどを背景に減少に転じ、8月は台数ベースで前年同月比18・2%減にまで落ち込んだ。
こうした中で一時6割近かったアップルのシェアは8月に45%を下回り2位ソニー(26・2%)との差が縮まりつつある。
アップルのシェアが下落している理由としてBCNの道越一郎webBCNランキング編集長は「昨年大きなモデルチェンジを行わなかったことと、ソニーが春先に発売した上位機種が好調なこと」をあげる。
ソニーは3月、軽量のフラッシュメモリーを搭載し、パソコンなどでダウンロードした動画を再生できる「NW−A800」シリーズを発売。iPodタッチのようにネットから直接動画を取り込む機能はないものの、AV機器メーカーとしての技術力を生かした「音質の高さが評価されている」(広報センター)。ソニーは年内にも新機種を投入する計画だ。
「国内市場拡大のカギは、視聴できる動画コンテンツ量の拡大や、端末の操作性の一層の向上にある」(道越氏)とみられている。アップルは新型iPodの投入を機に、国内携帯音楽プレーヤー市場首位の座を盤石にできるか。年末商戦がその試金石となる。(黒川信雄)