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TOKYO飛躍 「交通」がカギ
都市再開発や市街地整備について調査・研究する森記念財団が第2回「世界の都市総合ランキング」でニューヨークを2年連続で首位に選んだ。ニューヨークは経済と研究・開発の2項目で高い評価を得た。東京は昨年と同様4位だった。
森財団のまとめによると、ニューヨークは経済、研究・開発でいずれもトップ、文化・交流でも2位だった。1位から4位までは1年前に発表した昨年の順位と同じだった。昨年は東京だけだったアジアのトップ10には、シンガポールと香港も名を連ねた。中国では上海が21位、北京は26位だった。
森財団は経済、研究・開発、文化・交流、住居、環境、交通アクセスの6項目(昨年は住居と環境が1項目で計5項目)で世界の35都市を採点した。評価に際しては都市開発の権威ピーター・ホール卿や竹中平蔵元経済財政担当相などの学識経験者に意見を求めた。
第一生命経済研究所の永浜利広主席アナリストは、ランキングについて「順位は変わらないが、東京が上位3都市との差を縮めたことが特徴の1つで、独立した評価項目になった環境面での高得点が背景にある」と指摘した。同時に「法人税など経済面での改善は求めたい」と述べた。
東京は経済と研究・開発の2項目でニューヨークに次ぐ2位、環境では4位とトップ3都市を抑えた。経済と環境がともに5位以内の都市は他になく、東京は経済と環境を両立させている唯一の世界都市であると森財団は指摘した。同時に東京の弱みとして都心から国際空港までのアクセスの悪さ、高い法人税率を挙げた。
その上で森財団は、羽田空港が国際拠点(ハブ)空港化されれば都心から国際空港までの所要時間がシンガポールと同程度の30分に短縮されると予想した。この条件で、ロンドン並みの法人税率などが確保できれば、東京は首位に躍り出ると結論付けた。
(ブルームバーグ Anna Kitanaka、Eijiro Ueno)

