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OPEC減産先送り 需要落ち込み続く中、「下落に歯止め」疑問 (1/2ページ)

2008.11.30 00:37
このニュースのトピックス金融危機

 石油輸出国機構(OPEC)は29日の緊急会合で追加減産を見送ったものの、12月にアルジェリアで開く総会では減産に踏み切る公算が大きい。ただ、米国発の金融危機に端を発した景気低迷により、需要は世界的に減少しており、原油価格の国際指標となる米国産標準油種(WTI)は1バレル=50ドル台の低い水準にある。減産しても直ちに原油価格が上昇反転するかは不透明な情勢だ。

 OPECは11月から日量150万バレルの減産に乗り出したが、WTIはその後も下落し、11月20日には同50ドル割れまで急落した。今年7月に同147ドル台と過去最高を記録してからわずか4カ月後のことだ。足元も50ドル台で推移しており、底打ち感は見られない。

 米国市場では、金融不安を引き金に投資ファンドなどが原油先物相場から資金を引き揚げており、様子を見るムードが強い。また、景気の先行き悪化懸念から需要も減退しており原油、ガソリンとも在庫が大幅に積み上がっている。

 米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計(21日時点)によると、原油在庫は前週比730万バレル増の約3億2000万バレル、ガソリン在庫も同190万バレル増の約2億バレルと市場予想を大幅に上回った。日本エネルギー経済研究所の永田安彦研究主幹は「減産先送りにより市場心理が冷えれば、一段安もあり得る」と指摘する。

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