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三菱UFJ、モル・スタへの出資完了 直前に条件を大幅変更 (1/2ページ)

2008.10.13 21:58
このニュースのトピックス金融業界

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)は13日、経営危機に陥った米証券2位のモルガン・スタンレーに対する90億ドル(約9000億円)の出資を、条件を見直した上で実施したと発表した。予定の払い込み期日より1日前倒しされた。当初計画では、普通株式と、議決権や配当の条件が異なる優先株式とを取得する計画だったが、すべて優先株とした。将来は普通株へ転換できる優先株を普通株とし、モルガンへの支配力を従来計画通り議決権比率の21%まで高める方針。優先株は普通株の株価下落の影響を受けにくく、三菱UFJには損失計上を回避できるメリットがある。

 米株式市場では最近、モルガン株が一段と下落したことから、三菱UFJが出資計画を撤回するとの観測も流れ、両社は打ち消しに躍起になっていた。モルガンは三菱UFJの条件変更要求をのんで増資完了にこぎつけ、最悪の事態を免れた格好だ。

 三菱UFJは9月19日にモルガンから打診を受け、22日に出資を決断。一通りの資産評価などを経て、29日に詳細な出資計画を発表した。それによると、1株当たり25・25ドルで約30億ドル(約3000億円)分の普通株式と、1株当たり31・25ドルで約60億ドル(約6000億円)分の転換権付き優先株を取得する予定だった。

 この優先株には議決権がないが、将来は普通株に転換でき、10%の配当を優先的に受ける権利も付くため、三菱UFJにとって好条件といえる。

 ただ、モルガンの株価はその後も下がり続け、先週末10日の終値は取得予定価格の半額以下となる9・68ドルまで下落。三菱UFJ側には極めて不利な環境となったため、モルガンに条件変更を要請していた。

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