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【米金融危機】NY株、777ドルの過去最大の下げ
このニュースのトピックス:金融危機
【ニューヨーク=長戸雅子】週明け29日のニューヨーク株式市場は米下院で金融安定化法案が否決されたことを受け、金融市場の混乱が早期に収束されるとの期待が大きく後退して急落、優良株で構成するダウ工業株30種平均は、前週末終値比777・68ドル(約7%)安と過去最大の下げ幅を記録し、1万0365・45ドルで取引を終了した。 ハイテク株中心のナスダック総合指数は同199・61ポイント安の1983・73で終了した。
金融安定化法案は「金融危機収束に不可欠」(ロイター通信)であり、ぎりぎりで可決するとみられていただけに市場の衝撃は大きく、米景気の後退(リセッション)入りは避けられないとの見通しが広がった。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「08年の暗黒の月曜日」と表現した。
この日午前は米連邦預金保険公社(FDIC)の仲介で米金融大手シティグループが米銀ワコビアの銀行部門などの資産を買い取ることを発表して不安が再燃、寄り付き直後から急落した。
米国発の金融危機は欧州にも拡大し、銀行国有化の動きが相次いだ。
ベルギー、オランダ、ルクセンブルクの3カ国政府がベルギー最大の金融グループ、フォルティスの部分国有化で合意したほか、英中堅銀行ブラッドフォード・アンド・ビングレー(B&B)の一部事業が政府の救済を受けることが決まり、アジア市場への影響など景気の世界的な悪化への懸念が強まっている。
ニューヨーク市場の個別銘柄では、バンクオブアメリカが17・6%、ゴールドマンサックスが12・5%下げるなど、金融大手は軒並み10%超の下げとなった。
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