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三菱UFJ、米銀を子会社化
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三菱東京UFJ銀行は12日、連結子会社でニューヨーク証券取引所に上場している米銀ユニオンバンカル・コーポレーション(UNBC)を、TOB(株式公開買い付け)で完全子会社化する、と発表した。グループで保有する約65・4%を除く全株式を買い付け、金額は約30億ドル(約3320億円)となる見通し。完全子会社化で意思決定の迅速化を図り、米国での事業展開を強化するのが狙い。
TOBが成立すれば、UNBCは上場廃止となる。TOBの期間は18日から9月15日まで。
邦銀は欧米勢に比べ、低所得者層向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題に伴う損失が少なく、相次ぎ海外で攻勢に転じている。みずほコーポレート銀行が米証券大手メリルリンチに、三井住友銀行が英銀大手バークレイズに出資。欧米勢への資本支援は「海外展開を強化する上での好機」(大手銀幹部)ともいえる。
ただ、三菱UFJは海外展開を強化する上で、みずほや三井住友のように欧米勢への出資という手段を選ばなかった。金融市場の混乱が続き、さらなる損失拡大の恐れもある欧米金融機関への出資をあえて避け、当面はグループ会社の強化を選択したもようだ。
三菱UFJは、UNBCの完全子会社化を「米国での成長戦略の布石」(三菱UFJ幹部)と位置付けており、今後はUNBCを軸にM&A(企業の合併・買収)も視野に入れた米国事業の強化を図る。
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