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【米住宅金融不安Q&A】日本の金融機関も15兆円超保有、国内に影響も (1/2ページ)

2008.7.23 18:42
このニュースのトピックス金融業界

米政府系住宅金融会社の経営危機で、米金融システム不安が再燃している。日本の金融機関も関連商品を保有し、日本経済への影響も懸念される。Q&A形式でポイントをまとめた。

Q危機の背景は

A連邦抵当住宅金庫(ファニーメイ)と、連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の2社は、ともに住宅ローン債権を証券化商品に加工して取引しているが、米住宅市場の低迷で業績が悪化した。両社の債券などには暗黙の政府保証があり、各国の公的機関や金融機関が保有し、影響は全世界に及ぶとされる。

Q米当局が支援策を打ち出したが

A米財務省と米連邦準備制度理事会(FRB)は今月13日に財務省による融資枠の一時拡大などの救済策を発表し、公的資金投入の検討も始めた。ブッシュ大統領も「金融システムは健全」と強調し、ひとまずパニック的な信用不安は遠のいたとの見方が強い。

Qもう不安はないの

A高い信用力を誇っていた2社の危機は、世界の金融関係者に衝撃を与えた。支援策発表後も世界で連鎖的な株安が進み、市場は警戒心を解いていない。第一生命経済研究所の熊野英生主席エコノミストは「今や問題は住宅ローン、家計全体の信用力に及んでいる。米国の金融システム不安が起きていると理解した方がいい」と警鐘を鳴らしている。

Q日本の金融機関の保有実態は

A国内金融機関が保有する2社など発行の政府機関債や住宅ローン担保証券は、判明分だけで15兆円超。最大は農林中央金庫の5兆5000億円で、三菱UFJフィナンシャル・グループも3兆3000億円保有する。渡辺喜美金融担当相は「対岸の火事ではない」とし、国内金融機関の保有状況を調査する考えだ。ただ、米住宅金融債は「利回りがよく、米国債に準ずる安定投資先」(メガバンク関係者)で、金融機関も当面は運用方針を変えないところが大半だ。

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