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IMF世界経済見通し「米国は来年1・3%に上方修正」
このニュースのトピックス:サブプライムローン
【ワシントン=渡辺浩生】国際通貨基金(IMF)は17日、世界経済見通しの改訂版を発表した。改訂版では「世界経済は2008年下半期にかけて著しく減速する」とし、米経済は年後半に「ややマイナス成長」になると景気後退の懸念を示した。ただ、08年の世界経済の成長率は4・1%と、4月時点から0・4ポイント上方修正した。原油や食料価格高騰の影響で、新興国を中心にインフレ懸念が増大。政策当局者は、インフレ圧力の緩和と景気の下振れリスクへの対処という難しい状況に直面していると指摘した。
米国経済は1・3%と予想し、4月時点から0・8ポイント上方修正した。日本経済は1・5%で0・1ポイント、ユーロ圏は1・7%で0・3ポイント、それぞれ上方修正。中国は9・7%、インドも8・0%と減速ながら堅調な成長を予想した。IMFは、サブプライム問題に端を発した昨夏以来の経済成長減速は年後半も続き、09年にゆるやかな回復に向かうと予測する。
ただし、エネルギーと食料価格高騰によるインフレ圧力の増大で、IMFは消費者物価指数の上昇率が先進国では今年3・4%、新興国・途上国では9・1%と予測、4月時点から0・8ポイント、1・7ポイントそれぞれ大幅に上方修正した。
IMFは「インフレ懸念で景気減速への政策対応が制約される」と警告する一方、今後も原油、食料価格は引き続き高水準で変動の大きい状態が続くと予測する。