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景気先行き不安の中でのドル高 神経質な相場展開 (1/2ページ)
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外国為替市場で円相場が神経質な展開を続けている。一時の円高基調が一転、原油高などインフレ懸念の高まりからドル安是正を掲げる米国の強い姿勢が、足元で活発なドル買いを呼び込んでいる。だが、米景気の不透明感もあり、円相場の先行きは流動的だ。(柿内公輔)
円相場は今年3月、12年ぶりに1ドル=100円台を超える円高に突入した。だが、東京市場では今月に入り3カ月半ぶりの108円台をつけ、ドル買いが優勢となった。17日はやや円が買い戻され、午後5時現在は1ドル=107円76−78銭で取引されているが、円安基調は変わらない。
ドル建て原油価格が上昇する中、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は「歓迎できない物価上昇を招いている」と懸念を示し、ポールソン米財務長官も先週末の主要8カ国(G8)財務相会合で「強いドル」の堅持を強調した。FRBはインフレ抑制に利上げ再開も視野に入れ、大和総研の亀岡裕次シニアエコノミストは「米国の強気の姿勢がドルを押し上げている」とみる。
日本でも原材料や食料品の価格が上昇するが、戦後最長の拡大が続く景気は踊り場に突入。日銀も「今金融を引き締めればショックを伴う」(幹部)ため、ただちに円買いにつながる利上げは期待しにくい。

