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セブン銀、来夏にカードローン参入 “財布代わり”で利便性向上
このニュースのトピックス:金融業界
流通大手のセブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン銀行は12日、来年夏をめどに個人向けの無担保のカードローン事業に新規参入する方針を明らかにした。セブン銀行に口座を持つ預金者を対象にコンビニのセブン−イレブンの店舗にあるATM(現金自動預払機)からキャッシュカードで10万円程度を限度に貸し出す。深夜などにお金が足りなくなった際に財布代わりに利用できるサービスを提供し、顧客の利便性を高め、預金口座の拡大を狙う。
カードローンは原則として、口座を開設すれば誰でも利用できる。貸出金利は大手消費者金融の上限金利と同程度の17〜18%とする方針。現在はサービス提供に必要なシステム開発などは進めている。
セブン銀行は、セブン&アイグループのコンビニやスーパーの店内に、金融業界ではゆうちょ銀行に次いで2番目となる約1万3000台のATMを設置している。その強みを生かし、ローンも取り扱うことで買い物客と預金者双方の利便性向上を狙う。
ただ、あくまでも預金者への付随的なサービスと位置付けており、貸出限度額の引き上げや大口のローン提供は行わない方針。無担保のカードローン事業は、貸し倒れのリスクが高く、高度な与信管理のノウハウが必要なことに加え、同行のATMを利用し、融資を提供している提携先の消費者金融会社との競合を避けるという配慮もあるとみられる。
セブン銀行の預金口座は、平成20年3月末で約58万口座あり、定期預金と普通預金を合わせた残高は924億円に上る。カードローンの提供などの利便性向上によって、23年3月末には口座数80万超、預金残高を1500億円超まで増やしたい考えだ。