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エルメスの模倣品輸入差し止めへ 東京税関、ブランド品で初

2008.5.15 01:03
このニュースのトピックス知的財産

 東京税関は高級ブランド品で初めて、仏エルメスのバッグの形を真似た模倣品の輸入を差し止める方針を固めた。15日にもエルメスの申請を受理し、全国の税関で輸入を差し止める。従来は形が似ていてもロゴマークなどが異なれば輸入を止められず、インターネット上などで模倣品が大量に売買されてきた。国内で流通する偽ブランド品の約8割は輸入品とみられ、他の高級ブランド品にも差し止めの動きが広がりそうだ。

 今回輸入差し止めが認められたのは、エルメスの人気の高級バッグ「バーキン」と「ケリー」。正規品の国内市場価格は80〜100万円だが、模倣品なら3〜20万円程度。売買の大半は現物の確認などが困難なネット上で取引され、各社は対応に苦慮していた。

 政府は平成17年の関税法改正で、外観が酷似した模倣品の輸入を停止できる申請制度を新設した。ただ、申請には商品の外観に特殊性があったり、社会的に認知度が高いなど容易に証明しにくい厳格な条件が課せられた。このため、これまで申請が受理されたのは、保険会社のマスコット人形と、大型バイクの2点に限られていた。資料の収集など申請準備に手間がかかることも、適用例が極端に少ない理由とみられる。

 財務省によると、平成19年の税関での知的財産侵害物品の輸入差し止め件数は、前年比15・7%増の2万2661件。このうち98%以上が、バッグなど高級ブランド品のロゴマークを真似た偽物だったという。

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