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財政審スタート、国と地方の税収「5対5」で財政見直し
このニュースのトピックス:消費税問題
財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は18日会合を開き、平成21年度予算編成に向けた議論を始めた。会合では、財政破綻(はたん)した夕張市(北海道)より国の方が深刻な状況にあるとする財務省の試算をもとに、財政再建の必要性を再確認。地方財政のあり方を見直すことでも一致した。
試算によると、歳入に対する借金返済の割合を示す実質公債費比率は、16〜18年度の平均値で、国は80・4%と夕張市の38・1%を大きく上回った。債務残高の税収に対する比率も、地方の3・5倍に対して国は15・4倍で、「国は総体としての地方よりも厳しい状況」とし、地方交付税の増額要望を牽制(けんせい)した。
会合ではまた、国と地方の税源配分を「5対5」とする一方、自治体間の税収格差を是正する方向で、地方税体系の見直しを進めることで一致。「6対4」の現状を是正するには、国から地方に7兆円程度の税源移譲が必要となる。
西室泰三会長は「『5対5』は税制抜本改革の基調をなす考え方」と強調。抜本改革で消費税率を引き上げれば、現行5%のうち1%の地方分も拡充される見通しで、地方財政の見直しにも議論が進みそうだ。