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政策を問う 本間正明・近畿大世界経済研究所所長 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:消費税問題
−−会長を辞任した後の政府税調をどうみる
「専門性に基づいた議論ができる委員は限られている。審議会のあり方が大きく変化してきているときに、財務省があらかじめ決めた方針をなぞる手法で、グローバル化した経済にふさわしい税制を確立することはできない。基礎的な調査・分析能力を高め、生活への影響を国民に伝えることが必要だ。昨年の答申からは、『活力をどう引き出すか』という観点が見られなかった」
−−消費税増税に対する考えは
「いまの政府は、抜本的な税制改革=消費税増税になっている。将来の増税の必要性は認めるが、成長よりも財政対応が重要だという考え方は疑問だ。第1段階として、成長や歳出の合理化を担保し、増税せずにプライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字化を達成するというメッセージを出すべきだ。フロー(歳出と歳入)だけでなく、ストック(資産と負債)を含めたバランスシートをみて議論するのが先決だ」
−−福田康夫政権で改革が後退したとの見方がある
「率直に言って、先祖返りした。小泉政権の予算編成では、公共事業3%削減や、社会保障2200億円抑制などを通して予算の全体像を出した。だが、福田政権では従来の積み上げ型で福祉、医療、ODA(政府開発援助)などそれぞれの予算を全体の中でどうするか、と言った問題が整理されていない」(高橋寛次)
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ほんま・まさあき 昭和42年大阪大経卒。平成12年大阪大大学院教授。13年から18年9月まで経済財政諮問会議民間議員。18年11月、政府税制調査会会長に就任するが、同年12月辞任。19月10月から近畿大教授兼近大世界経済研究所長。北海道出身。64歳。

