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G7・白川総裁 無難なデビューで手応え
このニュースのトピックス:G7
【ワシントン=三塚聖平】日銀の白川方明(まさあき)総裁は今回のG7が本格的な国際デビューとなったが、各国の金融トップと活発に意見を交わした。総裁人事をめぐる混乱で日本の信認低下が心配されたが、金融市場の安定化に向けた議論にも積極的に加わり、まずは無難なスタートを切ったようだ。
「あわただしくワシントンに来たが、準備不足を言っても始まらない」。ぐっと言い訳を飲み込んでG7に臨んだ白川総裁だが、日銀でも長く金融政策に携わった経験から、海外の金融当局に知己は多く、「直接一つの部屋で意見交換するのは楽しみ」と興奮も隠しきれない様子だった。
実際、白川総裁を迎えた各国の財務相や中央銀行総裁も歓迎ムードで、顔見知りの欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁からは「これまで同様に日銀と良好な関係を築きたい」とエールを送られたという。
白川総裁は会議でも、現在の世界経済の姿に重なるバブル崩壊後の日本の復興経験を踏まえた議論を展開。景気拡大に黄信号がともる日本経済の現状のほか、微妙な局面に差し掛かった金融政策の説明もそつなくこなし、存在感をアピールした。
会議終了後の記者会見でも「世界経済の不透明感が高まっているとの認識を共有できたと思う」と手応え感じた様子だった。その一方で世界経済の安定に向けたG7の対応を問われると「混乱は国によって違う」と語り、市場の一部にみられる協調利下げ観測を牽制(けんせい)することも忘れなかった。
白川総裁は3月20日に副総裁に就任したが、国会の混乱に伴う総裁空席という事態を受け、今月9日に急きょ総裁に昇格したばかりだった。
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