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人民元、初の1ドル=6元台に突入
このニュースのトピックス:G7
【北京=福島香織】中国の中央銀行の中国人民銀行は10日、上海の外国為替市場での人民元レートの基準値を1ドル=6.9920元にすると発表した。2005年7月の元切り上げ以降、6元台突入は初めて。切り上げ直後の1ドル=8.11元からの上昇率は13.8%となる。この日の取引は6.99元台で推移した。
市場関係者の予想を超えた急激なスピードの元高には、外国為替相場でのドル独歩安の影響が指摘される。さらに、巨額の貿易黒字を欧米から批判される中国は、週末にワシントンで行われる先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)を控え、元高水準をアピールする狙いもあったとみられる。
ただ、人民元の上昇ペースは昨年11月から目立ちはじめ、直近は月平均1.2%前後に達した。国際的な元高圧力だけでなく、全国人民代表大会(全人代=国会)でもインフレ対策などの観点から元高容認論が打ち出され、上昇幅が拡大していった。
このため、元高傾向は当面続くとみられ、10日付の中国経済時報は、今年の人民元の上昇幅が10%前後との見込みを示した。昨年の上昇率は6.9%だった。