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東証1万2525円54銭 年度末終値3年ぶり前年割れ
このニュースのトピックス:企業吸収・合併・提携
平成19年度の主要企業の業績に影響を与える31日の東京株式市場は、前週末比294円93銭安の1万2525円54銭で取引を終えた。米国の低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題などの影響を受け、18年度末の終値と比べ、4762円11銭の27・5%安となり、3年ぶりに前年を下回った。
株価低迷の影響で、国内の事業会社が保有する3月期末の株式の含み益は、昨年3月末時点の24兆4000億円に対し13兆6000億円と、44%の減少(28日終値で試算)となった。
さらに、外資による日本企業買収に対抗するため18年度には、事業会社同士の株式持合いが急増。19年度も持ち合いが進み、株価の回復局面にあたる17年9月から19年9月末までに取得した約4兆2000億円分については、約1兆円の含み損が発生していることが分かった。
敵対的買収に対抗する株式持ち合いを行っている企業の中には、含み損が発生しているケースも多くあるとみられ、投資家の批判を受けて持ち合い見直しが進む可能性もある。
含み損は企業によって、3月末の終値をとったり、3月中の終値の平均をとるケースがある。今回の調査は、野村証券金融経済研究所が、3月期決算企業の2089社を対象に、東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)を使って試算した。
一方、第一生命経済研究所の熊野英生主席エコノミストの試算によると、三菱UFJフィナンシャル・グループなど大手銀行6大グループの平成20年3月期の保有株の含み益は約3・5兆円で、前期(約9・2兆円)から約6割減少した。各社とも今のところ業績や財務への深刻な影響はない見通しだが、熊野氏は「含み益の減少は経営の余力が低下する意味でマイナス」と指摘している。