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足利銀行、受け皿「野村」に決定 公的負担は回避へ
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金融庁は14日、一時国有化されている足利銀行(宇都宮市)の譲渡先として、野村証券系の投資会社を中心とする「野村グループ」を選んだと発表した。野村側の提示額は3000億円。内訳は国有株買い取りに1200億円、譲渡後の足利銀への資本増強が1600億円など。このほか、年内にも地元から50億〜100億円程度の資本を受け入れる。これにより、足利銀の一時国有化は平成15年11月の破綻(はたん)から4年半余りで終了することになった。
野村グループは新たに持ち株会社を設立し、足利銀の全株式を預金保険機構から取得して傘下に収める。足利銀は7月1日をめどに通常の地域銀行として再出発。22年3月期決算の業績に基づいて東証上場も目指す。
原則として全行員の雇用を継続し、持ち株会社社長と足利銀頭取には藤沢智・元商工中金理事が就任する。池田憲人現頭取は退任する。
足利銀の受け皿候補としては野村グループと、横浜銀行などの地銀連合の2陣営が競り合っていたが、金融庁は、金融機関としての適格性と公的負担の極小化を重視し、条件面で上回る野村を評価と説明した。
預金保険機構が穴埋めすべき足利銀の債務超過額は、昨年9月末で約2900億円あったが、譲渡時にはさらに圧縮される見通し。株式譲渡益の1200億円と預金保険の負担で穴埋めできるとみられ、公的負担の発生は回避できる見通しだ。