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大荒れの東京市場 円高、株安、原油高が日本経済に打撃

2008.3.13 20:01
このニュースのトピックス外国為替市場
横浜市磯子区の岸壁で積み込まれる輸出用の自動車=13日午後、共同通信社ヘリから横浜市磯子区の岸壁で積み込まれる輸出用の自動車=13日午後、共同通信社ヘリから

 13日の東京金融市場は、外国為替相場で円が1ドル=100円の大台突破に迫り、日経平均株価も年初来安値を更新するなど大荒れとなった。円相場は東京市場での急騰の流れを引き継ぎ、同日の欧州市場で、一時1ドル=99円台をつけた。100円突破は1995年11月以来、12年4カ月ぶり。

 一方、原油価格は歴史的高騰が続き、米景気の減速懸念で、世界の投機マネーがドルから現物資産市場へ逃げ足を速めている。「円高・株安・原油高」のトリプルパンチが日本経済を下押しする懸念も強まっている。

東京外国為替市場の円相場は、米景気の後退観測からドルが売られ、前日比3円前後の大幅な円高となった。これを受け、東京株式市場は幅広く売られる展開となり、日経平均株価の終値は前日比427円69銭安の1万2433円44銭と約2年7カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。

 一方、原油や金など国際商品市況は高騰。ニューヨーク原油先物市場は12日、指標となる米国産標準油種(WTI)4月渡しが1バレル=110・20ドルまで上昇、初めて110ドル台をつけた。

 「円高・株安・原油高」の背景にあるのは、米国の低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題による景気減速懸念の台頭だ。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測もドル安に拍車をかけた。

 ドルの「売り手」の中心となっているのが、国境や市場を越えて投機マネーを右から左へ動かす機関投資家。先行きが不透明なドルを売却し、引き揚げた資金を現物資産としての裏付けがある原油や貴金属、穀物などの市場に注ぎ込むことで、世界規模での資金の大回転が起きている。

 FRBなど欧米の5中央銀行は11日、短期金融市場への資金供給拡大で協調行動を発表したが、農林中金総合研究所の南武志主任研究員は「サブプライム問題の根本的な対策をとらなければ、世界的なドル売りは止まらない」とみている。

 財務省の津田広喜事務次官は13日、「為替相場の過度な変動は好ましくない」と語ったが、為替介入には慎重姿勢を崩さず、市場は当面神経質な展開が続きそうだ。

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横浜市磯子区の岸壁で積み込まれる輸出用の自動車=13日午後、共同通信社ヘリから

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