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大荒れの東京市場 円高、株安、原油高が日本経済に打撃
13日の東京金融市場は、外国為替相場で円が1ドル=100円の大台突破に迫り、日経平均株価も年初来安値を更新するなど大荒れとなった。円相場は東京市場での急騰の流れを引き継ぎ、同日の欧州市場で、一時1ドル=99円台をつけた。100円突破は1995年11月以来、12年4カ月ぶり。
一方、原油価格は歴史的高騰が続き、米景気の減速懸念で、世界の投機マネーがドルから現物資産市場へ逃げ足を速めている。「円高・株安・原油高」のトリプルパンチが日本経済を下押しする懸念も強まっている。
東京外国為替市場の円相場は、米景気の後退観測からドルが売られ、前日比3円前後の大幅な円高となった。これを受け、東京株式市場は幅広く売られる展開となり、日経平均株価の終値は前日比427円69銭安の1万2433円44銭と約2年7カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。
一方、原油や金など国際商品市況は高騰。ニューヨーク原油先物市場は12日、指標となる米国産標準油種(WTI)4月渡しが1バレル=110・20ドルまで上昇、初めて110ドル台をつけた。
「円高・株安・原油高」の背景にあるのは、米国の低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題による景気減速懸念の台頭だ。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測もドル安に拍車をかけた。
ドルの「売り手」の中心となっているのが、国境や市場を越えて投機マネーを右から左へ動かす機関投資家。先行きが不透明なドルを売却し、引き揚げた資金を現物資産としての裏付けがある原油や貴金属、穀物などの市場に注ぎ込むことで、世界規模での資金の大回転が起きている。
FRBなど欧米の5中央銀行は11日、短期金融市場への資金供給拡大で協調行動を発表したが、農林中金総合研究所の南武志主任研究員は「サブプライム問題の根本的な対策をとらなければ、世界的なドル売りは止まらない」とみている。
財務省の津田広喜事務次官は13日、「為替相場の過度な変動は好ましくない」と語ったが、為替介入には慎重姿勢を崩さず、市場は当面神経質な展開が続きそうだ。

