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円高と株安加速 東京市場一時101円台、株価は1万2532円
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10日の東京金融市場は米景気の後退懸念から、大幅な円高、株安の波乱の展開となった。
東京外国為替市場の円相場は円買い・ドル売りが進み、一時、平成17年1月中旬以来、3年2カ月ぶりの円高水準となる1ドル=101円83銭をつけた。午後5時現在は前週末比37銭円高・ドル安の102円06〜07銭。
また、東京株式市場は円高による企業業績の先行き不透明感などから全面安の展開となり、日経平均株価の終値は前週末比250円67銭安の1万2532円13銭だった。終値ベースで1月22日の昨年来安値を下回り、17年9月8日以来約2年半ぶりの低水準に沈んだ。
前週末の米国市場は、2月の米雇用統計が急激に悪化、景気の後退懸念が強まったことでドル相場、株価がそろって急落した。10日の東京市場は、この流れを引き継いで円高、株安が進んだ。
今後も円相場は「米国の利下げで円買い、ドル売りが加速する」(上野泰也・みずほ証券チーフマーケットエコノミスト)とみられ、ブッシュ米大統領がドル安容認ととられる姿勢をみせていることから一層の円高予想も浮上。「100円割れもありうる」との声も聞かれる。
一方、日経平均株価は10日発表の1月の機械受注統計が市場予想を大きく上回ったことを好感、下げ止まる場面もあった。しかし、その後は米景気への懸念から再び売りが優勢となり、午後に入ってアジア市場が全面安となったこともあって、取引終了にかけて下落幅が拡大した。
市場では「1万2000円割れも覚悟すべきだ」(大手証券)などと一段下げの予想が支配的。ただ、すでに株価に割安感が出ていることや、米国の追加利下げが株高要因になるとの期待から、「今週が底値圏」(平川昇二・UBS証券チーフストラテジスト)とみて反転が近いとする観測もある。