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大手銀行、新人雇用で攻め 採用高水準、初任給も引き上げ (1/2ページ)
このニュースのトピックス:就職・転職
大手銀行が新卒者の採用戦略で「攻め」に転じている。バブル崩壊以降、人事面でも縮小を余儀なくされた銀行界も不良債権問題からの脱却と景気回復を追い風に相次いで高水準の採用や賃金の改善に着手。売り手市場の学生にアピールしようと懸命だが、急激な拡大戦略に現場では戸惑いも広がっている。(柿内公輔)
5割増も
大手銀行は今春と同水準の大量採用を予定している。たとえば三井住友銀行が平成20年春に比べて5割増となる2400人の採用を計画。みずほフィナンシャルグループもほぼ前年並みの2350人を見込んでおり、三菱東京UFJ銀行も高水準の採用となる見通しだ。りそなグループは700人で今春より100人少ないが、法人営業や個人営業など初めて職種別の採用を導入する。
これまで大手銀行はバブル崩壊以降、不良債権処理を優先する過程で新卒採用も絞り込んできた。だが、景気回復に伴い業績も徐々に改善。昨年末に全面解禁された保険商品の窓口販売など、金融業界の規制緩和による事業拡大にも対応するため、要員を確保する必要に迫られている。
15年ぶり増額
新規採用者に対する待遇面での改善も急ピッチで進んでいる。大手銀行では長らく初任給が17万4000円前後で横並びの状態が続いたが、三井住友銀行が昨春に20万5000円に初任給を引き上げ、風穴を開けた。
住友信託銀行は、今春入社する4年制大学卒業者から、初任給を21万円に増額する方針を決めた。メガバンクをもしのぐ待遇をアピールし、銀行業界を志す優秀な人材を確保する狙いだ。
中央三井信託銀行も、やはり初任給を15年ぶりに引き上げ、今春から20万5000円とする。