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日銀人事 経済界、霞が関は「評価と期待」
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政府が日銀次期総裁に武藤敏郎副総裁を昇格させる人事案を提出したことを、日本商工会議所の岡村正会頭は7日、「最適な人事」と歓迎し、早期合意に向けた与野党の議論を求めた。岡村会頭はまた、副総裁候補の白川方明、伊藤隆敏の両氏についても「いずれも適格な方だ」と感想を述べた。
武藤氏の昇格については、日本経団連の御手洗冨士夫会長が「実績を積み、経験が豊かなことが肝心。武藤副総裁ならば問題ない」との意向を示しているほか、東京電力の勝俣恒久社長も「適任だと思う」と産業界は歓迎ムードだ。
武藤氏起用に民主党が強く反発していることには、「総裁不在は日本の国際的信用にかかわる。政争の具にすべきでない」(岡村会頭)と批判的な声が高まっている。
一方、霞が関には今回の人事案に対して「順当な人事」との見方が広がっている。
額賀福志郎財務相は「思い切っていろいろ発言するいいトリオが生まれた」と評価。武藤副総裁の昇格には民主党など反発が根強いが、「財務省出身だが副総裁として金融政策や日銀のマネジメントに実績を残してきた」と最良の人事であることを強調した。
インフレターゲット論者の伊藤氏が副総裁候補となったことを意外感に受け止める向きもあったが、財務省幹部は「岩田一政副総裁と考え方は同じ。官と日銀、民間のバランスがとられている」と指摘した。
19日の任期満了までに国会の同意を取り付けられるかが焦点となるが、ある経済省庁からは「反対の理由を明確に示せずに人事に空白を招けば、民主党が批判の矢面に立つ。最終的には合意せざるを得ないのでは」との見方も出ていた。
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