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富裕層の消費手控えで百貨店嘆き節 (1/2ページ)

2008.2.14 17:51
このニュースのトピックス流通業界

 「いよいよ富裕層にブレーキがかかってきた」

 大手百貨店そごうの山下國夫社長は、株安など景気の先行き懸念の拡大で多くの消費者が財布のひもを絞る中、頼みの綱だった高額消費の担い手までが失速感を強めていることに不安を募らす。

 百貨店業界で高額品の扱いの多い三越は、1月の店頭売り上げが前年同月比2.2%減と落ち込んだ。「昨秋以降、100万円以上の輸入時計や絵画などで苦戦が続いている」(コーポレート推進室)。高島屋は同0.7%減に食い止めたが、同様に高額な宝飾品などの不振が目立つという。

 百貨店は、低価格のカジュアル衣料チェーンなどに客足を奪われてきたが、富裕層も消費を手控えれば、「本格的な消費不況突入も時間の問題」(業界関係者)と悲観的な声が聞かれる。

 消費者心理の冷え込みに打開策は見あたらない。年初からのガソリン価格高騰が、庶民の懐を直撃する構図も鮮明だ。ファミリーレストラン大手のデニーズは「(車での来店が多い)郊外店が軒並み客足を落としている」と恨めしそうだ。

 消費回復につながる賃上げも、景気の先行き不透明な中での春闘とあっては「それほど期待できない」(食品メーカー)となり、むしろ「物価高が消費に暗い影を落としている」(同)。

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