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日本経済の減速感鮮明に 建築不況や原油高で=財務省、日銀

2008.1.21 19:32
このニュースのトピックス金融政策

 日本経済の減速感が鮮明になってきた。建築基準法改正に伴い住宅投資が大幅に落ち込んでいるほか、原油高の影響などで企業の景況感が急速に悪化。米国の低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題で金融市場の動揺も続き、先行きの不透明感も増している。

 財務省は21日、全国財務局長会議を開き地域経済動向を議論。昨年10−12月の景気の総括判断は東北、近畿、九州の北部と南部、沖縄の5地域で回復が緩やかになっているとして、前回(昨年7−9月)から下方修正した。5地域が同時に下方修正したのは、米中枢同時テロで景況感が冷え込んだ平成13年10−12月の8地域以来の多さだ。

 日銀も全国9地域の景気の現状を分析した1月の「地域経済報告(さくらリポート)」で、17年4月の公表開始以来初めて9地域全体の景況判断を下方修正。月ごとに景気認識を示す「金融経済月報」でも昨年12月に、景気判断を「減速している」との表現で約3年ぶりに下方修正している。

 建築基準法の改正で住宅着工前の検査が厳しくなり、昨年11月の新設住宅着工件数は前年同月比で27%減と大幅に落ち込んだ。原油価格高騰の影響もあり、民間調査会社の東京商工リサーチによると、19年の全国企業倒産件数は6・3%増の1万4091件と、2年連続で増加している。

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