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サブプライム基金見送りへ米3行が発表
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【ワシントン=渡辺浩生】低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)の大量焦げ付きで損失が広がる投資目的会社(SIV)を救済する共同基金の構想について、シティグループ、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン・チェースの米大手3行は21日、基金設立を見送ると発表した。
欧米金融機関の傘下でサブプライムローンを組み込んだ金融商品を運用するSIVは、今夏のサブプライムローンの大量焦げ付き発覚以降、評価損が拡大。金融市場に信用不安が広がる原因となっていた。
基金は「スーパーSIV」と呼ばれ、米財務省の後押しを受けて、シティグループ、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン・チェースの米大手3行が10月に発表。約1000億ドル規模の資金を念頭に、SIVから資産を買い取り、金融市場の動揺を沈静化させることを目指した。
しかし会計上、金融機関の簿外に置かれるSIVの早期処理と情報開示を迫る声が強まり、英HSBCなど独自にSIVを処理する動きが広がった。基金構想の中核にあるシティ自身も今月13日、SIV7社を自社のバランスシート(貸借対照表)に移して処理すると発表した。
三菱UFJフィナンシャル・グループなど参加の打診を受けていた日本の3大金融グループも協力見送りを決めていた。