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ぐにゃりと曲がる次世代太陽電池 各社が開発にしのぎ (1/2ページ)
このニュースのトピックス:科学・数学
薄くてぐにゃりと曲げられる次世代の太陽電池をめぐり、化学・合繊メーカー各社が関連製品の開発にしのぎを削っている。「有機薄膜太陽電池」と呼ばれるもので、柔らかい樹脂フィルムを素材に使うため、ガラス製の従来製品に比べて設置場所を選ばず、デザインの自由度も格段に高まる利点がある。このため各社は新たな需要を見込み、早期の事業化を図る考えだ。
三菱ケミカルホールディングス傘下の三菱化学は平成22年度までに有機薄膜太陽電池の出荷を始め、27年度には本格的な量産態勢に入る計画だ。同社の製品は厚さが1ミリ程度で、ポリエステルなどの樹脂フィルムに発電機能を持つ有機化合物を溶かした液体を塗りつけて製造する。印刷技術を応用して効率的に生産できるため、既存の太陽電池に比べ大幅な低価格化を実現できるとみている。
同社は今春、有機薄膜太陽電池の事業化に向けて専門組織「OPV(有機太陽電池)事業推進室」を立ち上げた。今後は、研究態勢を強化して「自動車の屋根に設置し、エアコンの電力源にするなど用途開発を進める」考えだ。
帝人は、今年度中に子会社の帝人デュポンフィルムを通じ、有機薄膜太陽電池に使う樹脂フィルムの販売を始める。帝人は、コンピューターのデータ記録用テープなどに使われるPEN(ポリエチレンナフタレート)フィルムという素材で9割以上の世界シェア(市場占有率)を握っており、この技術を新たな成長分野として期待する次世代太陽電池に振り向ける考えだ。
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