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トヨタの“第2のプリウス”SAIはエコカー補助で最後の買いか
トヨタ自動車が12月7日からの販売を発表した新型ハイブリッド車(HV)「SAI(サイ)」。政府による新車買い替え補助制度が今年度内で打ち切られる見通しのなか、「サイは補助を活用してHVを安く購入できる“最後のチャンス”かもしれない」(販売店)と言われており、新型プリウス発売時と同じように人気を集めそうだ。
■レクサス同等で60万円お得
「サイ」は、7月に登場したレクサスブランドのHV「HS250h(最低価格は395万円)」と同等の走行性能にもかかわらず、価格を338万円に設定し、値ごろ感を打ち出した。
20日から予約受注を始めた「サイ」は、排気量2400ccの直列4気筒エンジンと電気モーターを組み合わせ、ガソリン1リットルあたりの燃費は23キロメートル。新型プリウスの38キロメートルには及ばないが、中型セダンでは最高水準の燃費性能を誇る。
トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)で来月から生産を始め、月産3500台を計画。トヨタは高級車「クラウン」など代表車にHV仕様を設定しているが、ハイブリッド専用車はプリウス、HS250hに続き3車種目となる。
名古屋市内で会見したトヨタの加藤亨チーフエンジニアは「燃費など実利性を重視した新型プリウスと違って、ゆとりや上質感を求める層にアピールしたい」と語った。
■サイなら納車間に合う?
今年度の経済対策の目玉となった新車買い替え補助制度は車齢13年超の中古車を廃車し、環境対応車(エコカー)に買い替えると最大25万円の補助を受けることができる。平成24年3月まで実施のエコカー減税分とをあわせると40万円程度安くなるという。
こうした経済対策の後押しで、新型プリウスやHS250hは発売前から受注が殺到し、現時点で納車までに7〜8カ月かかる状態だ。両車種とも今、注文しても、制度の期限となる来年3月末の新車登録に間に合わず、購入をあきらめた人も多い。
「12月に試乗してからの注文では、来年3月までの新車登録には間に合わないかもしれない」(トヨタ車販売店担当者)と指摘。すでに各販売店にはサイに関する問い合わせが相次いでおり、早くも“プリウス狂騒曲”の再来を予感させる。(松村信仁)


