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【すごいぞ! ニッポンのキーテク】無駄な蒸気で圧縮発電 神戸製鋼の小さな新兵器 (1/2ページ)
工場で発生する無駄な蒸気を使って発電すれば、省エネになり、二酸化炭素(CO2)の削減につながる。これを世界でも最高水準の効率で実現したのが、神戸製鋼所が開発した小型発電機「スチームスター」だ。通常のタービン式の発電機の場合、大量・高圧の蒸気が必要だが、得意とする空気圧縮機(コンプレッサー)の技術を応用し、これまでは放出するしかなかった蒸気を利用できるようにしたのが特徴で、中小企業の規模の小さい工場でも、ガンガンと力を発揮できる。
発想の転換
「発想の転換が決め手だった」
スチームスターの販売を担う神戸製鋼のグループ会社、神鋼商事の浦出信次機械情報本部チームリーダーは、開発の舞台裏について、こう語る。
そもそも、神戸製鋼に小型蒸気発電機の開発を持ちかけたのは神鋼商事だった。これまでも工場などで発生した蒸気を利用する発電機はあったが、主流のタービン式を回すには、大量で高圧の蒸気が必要。神鋼商事も海外製のタービン式蒸気発電機を販売していたが、「取引先から少量で低圧の蒸気が無駄になるとの問題点が指摘されていた」(浦出氏)という。
こうした声に何とかして応えようと目を付けたのが、神戸製鋼が強みを持つ空気コンプレッサーと、その制御装置のインバーターの技術だった。
神戸製鋼のコンプレッサーはスクリューを使って空気を圧縮するのが特長で、発電機を回せる力は十分にある。さらにインバーターで回転数を制御することで、蒸気量の変動に柔軟に対応し、発電効率を大幅にアップすることができ、タービン式に比べ蒸気量を半分以下に抑えることに成功した。
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