[PR]
ニュース:経済・IT RSS feed
NECエレ 826億円の赤字で追加リストラも
NECエレクトロニクスが11日発表した平成21年3月期連結決算(米国会計基準)は、最終損益が826億円の赤字(前期は159億円の赤字)となった。昨秋以降の世界同時不況の影響で半導体市況が大幅に悪化したことが響いた。大幅な赤字決算を受けて、中島俊雄社長(61)が顧問に就き、山口純史取締執行役員常務が6月25日付で社長に昇格する人事を発表。来春に予定しているルネサステクノロジ(東京都千代田区)との経営統合に向けて新体制で収益改善を急ピッチで進める。
売上高は前期比20・5%減の5464億円、営業損益は683億円の赤字(前期は50億円の黒字)に転落。収益改善に向けて20〜21年度に従来計画から100億円積み増し、900億円の固定費削減を実施する。22年3月期は営業損益でトントン、75億円の最終赤字を予想している。
会見した中島社長は「経営体制もスリム化し、改革をスピードアップする」と説明。山口氏は「構造改革を着実に実行し、営業黒字を実現することが自分の責任だ」と述べた。ルネサスとの統合に与える影響について中島社長は「個人で作業を進めているわけではなく、経営者が変わっても方針に変化はない」と否定した。
ただ、統合に向けて課題は多い。ルネサスも21年3月期連結決算で営業損益が957億円の赤字(前期は436億円の黒字)で、22年3月期も営業損益で860億円程度の赤字を予想。今期も両社合算の営業損益は大幅な赤字が続く見込みで、世界の並み居る半導体メーカーと戦うためにはさらなる事業の効率化は避けて通れない。山口次期社長は就任後すぐに、追加のリストラに取り組まなければならない。
このニュースの写真
関連ニュース
[PR]
[PR]


