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【すごいぞ! ニッポンのキーテク】ビールの発酵技術が生んだアサヒのバイオ燃料 (2/3ページ)
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収穫量2倍のサトウキビ
ガソリン代替の自動車用燃料として世界的に注目を集めたバイオ燃料だが、需要の増大で原料のトウモロコシ価格が高騰し、世界の食料事情に影響を及ぼすという問題が浮上した。
アサヒは生産性の観点から、バイオエタノールに最も適したサトウキビを使うことにしたが、食料への影響を避けるため、通常の品種とは異なる新種を使う道を選んだ。通常のサトウキビの収穫量は、1年半の栽培で1ヘクタール当たり60〜80トン。これに対し、アサヒが選んだ品種は、1年栽培で1ヘクタール当たり100〜120トンと、通常の2倍の収穫がある。これなら食料への影響を防ぎながらバイオエタノールを生産できる。
17年12月には試験設備を完成させ、18年1月から沖縄県伊江島でこのサトウキビから取り出した燃料をガソリンに混ぜて自動車用に使う実証実験に乗り出した。
ガソリンなど化石燃料から発生するC02発生量を抑制すると同時に、地域の農業・経済の発展にも寄与する「資源循環型社会」の実現が実験のテーマ。
実験は22年3月末までの予定で、アサヒはこの成果を踏まえ、同年4月以降に量産設備を建設する方針だ。実験を通じて、「不作のときは食糧を増やし、豊作のときはエタノールを増産するなどの柔軟な対応をとり、農業従事者にとっても利益ある取り組みができることが分かった」(小原氏)と手応えを得ている。
1リットル30円が目標
課題はコスト。レギュラーガソリンの店頭価格は現在、1リットル当たり115円程度で、税金を除いた実質コストは60円超。アサヒのバイオエタノールは、実質コスト30円を目標にしている。
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