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【不況でも売れるヒット商品のヒ・ミ・ツ】日本コカ「ファンタ ふるふるシェイカー」 (1/2ページ)
タブーを破れ
「炭酸飲料を思いっきり振る」というタブーをあえて破ることで、大ヒットしたのが、日本コカ・コーラの「ファンタ ふるふるシェイカー」だ。
「振ってはダメ」どころか、「振らないと飲めない」という常識破りだ。振らずに缶を開けると、ゼリーがパンパンに詰まっていて、飲めない。キッチリと10回振ると、ゼリーと炭酸飲料が最適に混ざり合い、これまで経験したことのない独特の“食感”の“飲料”が味わえる。
当初は、10代の若者をターゲットに想定していたが、「お腹にたまり、おやつ代わりになる」というサラリーマンやOLの支持も獲得。さらに、不安と不満の多い鬱屈(うつくつ)した世相を反映したのか、「ストレス発散になる」という想定外の需要もつかんだ。
「下手の鉄砲」ではないが、飲料業界では、毎年、数多くの商品が発売されるが、そのうち生き残ることができるのは、「せんみつ」と呼ばれ、1000分の3の確率しかない。ヒットの目安は、年間売り上げ70億円。これに対し、ふるふるは、昨年4月の発売から半年だけで、その倍以上の165億円の売り上げを記録した。
振りすぎて腱鞘炎
「三振かホームランの商品と思っていた」
開発を担当した製品開発・炭酸グループの中田英史プロジェクトマネジャーはこう話す。平成20年のファンタ発売50周年に合わせ、「何か突拍子もないことをしよう」ということになり、タブーへの挑戦が始まった。




