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東芝社長交代…半導体再建が課題 手腕は未知数
このニュースのトピックス:家電
東芝が18日、西田厚聡社長が会長に就任し、佐々木則夫副社長が昇格するトップ交代を決めた背景には、中核事業と位置づける原子力事業を統括する佐々木氏を起用することで、重電部門に経営資源を集中し業績回復を目指す狙いがある。ただ、東芝の業績不振の元凶は巨額赤字の半導体事業だ。佐々木氏は半導体など重電以外の分野の手腕は未知数で、早期の経営立て直しには疑問符も付く。
18日の会見で佐々木氏は「課せられた最大の責務は一日も早い業績回復を図ること」と、厳しい表情で意気込みを語った。
佐々木氏は原子力発電所の設計技術者出身で、主に重電畑を歩み、米原子力大手のウエスチングハウス社買収の際は、担当副社長として交渉に当たり、成功させた実績がある。4代ぶりの重電出身の社長でもあり、東芝としては、本流回帰といえる。
業績改善の方策については、西田社長が推し進めた「選択と集中」路線の継承を表明した。西田社長は今年1月に半導体や液晶事業のリストラ策を盛り込んだ「体質改革プログラム」を打ち出しており、その実行が当面の課題となる。
ただ、大胆な構造改革を推し進め、評価の高かった西田社長ですら、猛スピードで進む、業績悪化に対応できなかった。
しかも、懸案の半導体事業は、需要の急減で市況の悪化に歯止めがかからず、世界の半導体メーカーが総崩れの状態にある。合併・提携による再編観測も強く、早々に手腕を試されることになりそうだ。
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