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【経済深層】経産省VS環境省 縄張り争いでグリーン・ニューディール空転 (1/4ページ)
このニュースのトピックス:財界
地球温暖化防止と景気浮揚を両立させる「グリーン・ニューディール政策」に期待が集まる中、日本では経済産業省vs環境省の“暗闘”で、計画策定が遅々として進んでいない。オバマ米大統領の提唱を受け、環境省が日本版の策定をぶち上げたが、経産省は“完無視”の構えだ。「グリーンな人たち」の声に耳を傾け、高い理想と目標を掲げる環境省に対し、経産省には産業界を主導し現実的な省エネ・環境対策を実現してきたとの自負がある。長年にわたる両省の反目が、ここでも最大の障害となっている。
エネ庁をやっつけろ!
2月10日、環境省が開いた中央環境審議会(環境相の諮問機関)の地球環境部会。環境省の事務方から太陽光発電の発電能力を2030年に05年の55倍に引き上げる案が提示されると、鈴木基之・放送大教授が気勢を上げた。
「これでナントカ省のナントカ庁をやっつけて!」
ナントカとは、経産省資源エネルギー庁のことだ。同庁は2030年に40倍との目標を打ち出している。
環境省案を実現するには、太陽光発電設備への補助を手厚くするほか、発電した電気を電力会社に割高な固定価格で買い取らせる制度を新たに導入することが条件になる。電力業界は経産省の所管。環境省の“領海侵犯”に対する反発は必至だ。
同部会は、主に学識者で構成され、産業界の代表は猪野博行・東京電力副社長らごくわずかで、「“野心的”な目標を打ち出すのが、大好き」という。実際、固定価格制に異論を唱えたのは、出席した28人の委員のうち猪野氏ただ1人だけだった。
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