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【グローバルインタビュー】米CNNの「活字進出」をどうみるか AP上級副社長 トム・ブレッティゲン氏に聞く (1/3ページ)

2009.1.3 13:00
このニュースのトピックスグローバルインタビュー
AP通信のトム・ブレッティンゲン上級副社長(AP通信提供)AP通信のトム・ブレッティンゲン上級副社長(AP通信提供)

 米ニュース専門局CNNが米国の新聞社向けに記事や動画のニュース配信業務に乗り出す準備を始めた。発行部数や広告収入減少で経営難に見舞われている米各紙、とくに中小の地方紙をターゲットに、老舗のAP通信より安い契約料を目玉に売り込みをかけている。APからCNNへ乗り換える動きをみせている新聞社も出てきている。CNNの「活字進出」をどうみているのか。AP通信のトム・ブレッティゲン上級副社長(営業担当)に聞いた。(ニューヨーク 長戸雅子)

 −−CNNは強敵になるか

 「速報や記事送信という点において、現時点でCNNが計画していることはAPの脅威になるとは思わない。CNNは12月初めに(本社のある)アトランタで地方紙の編集幹部を集めた説明会を開いたが、参加者からは配信規模など、さまざまな懸念の声が出たと聞いている(APは1日に平均して千単位での速報、記事、写真を配信しているが、CNNの1日の記事配信は当面30本程度と説明された)。しかしCNNが将来、配信事業の質をあげてくれば脅威となってくるだろう」

 −−将来の脅威ということか

 「そうだ。何よりこの経済状況が問題だ。紙媒体の購読者は減り、(紙面への)広告も減っている。だれもがコスト削減のあらゆる方法を探している。経費節減を考えねばならないが、(地元ニュースなどを取材する)記者はできるだけ確保しておきたい。となると、社外のサービスに目が向き、コストの安いサービスが好まれる。これまでもコストの面からAP以外の選択肢を検討してきた新聞社はあったが、『APの配信がなくなれば、ニュースを落とすかもしれない、品質にも影響してくる。だからとどまる』というのが結論だった。しかし、今の状況はかなりのコスト削減を新聞社に強いている」

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AP通信のトム・ブレッティンゲン上級副社長(AP通信提供)
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