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【ドラマ企業攻防】再編サバイバル(上)自動車業界編 危機的状況、淘汰も不可避か (1/5ページ)
このニュースのトピックス:ドラマ・企業攻防
世界の自動車メーカーが、米国発の金融危機と世界同時不況の大津波に飲み込まれた。経営危機に陥った米ビッグスリーは政府にすがり、“勝ち組”だったトヨタ自動車も営業赤字に転落する。日米欧だけでなく、新興国の自動車販売にも急ブレーキがかかり、2009年の世界販売台数は3割以上も落ち込むとの予想もあり、日本メーカー全体の生産台数に匹敵する需要が吹き飛ぶ。再編どころか淘(とう)汰(た)も不可避のクライシスが幕を開ける。
2度のトヨタショック
「えっ嘘(うそ)だろ…」。
昨年11月6日、都内のホテルで開かれたトヨタ自動車の2008年9月中間決算発表。配布された資料に報道陣は目を疑った。09年3月期の営業利益予想を期初の1兆6000億円から1兆円も少ない6000億円に下方修正したのだ。
だが、これは本当のトヨタショックの序の口にしか過ぎなかった。わずか1カ月半後の12月22日、トヨタは再び下方修正に追い込まれた。予想は1500億円の営業赤字だった。
「かつてない緊急事態に直面している」
渡辺捷昭社長の表情は苦痛にゆがんだ。
08年3月期に日本企業として空前絶後の2兆2700億円もの営業利益を稼ぎ出し、この世の春を謳歌(おうか)していたが、たった1年で露と消える。
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