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【直球緩球】新日本石油、渡文明会長 (1/2ページ)
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−−今年の石油業界は原油価格の乱高下にもてあそばれた
「将来的な原油需要の拡大に対応するため、産油国も油田開発などの投資を継続する必要がある。国の運営と投資に必要な中東原油の価格水準は平均で1バレル=50ドルだ。国際指標の米国産標準油種(WTI)はそれより10ドルくらい高いので、1バレル=60ドル程度が適正水準といえる。石油輸出国機構(OPEC)の減産もこの水準に近づけるのが狙いだ。来年末には60ドル前後となり、75ドルを上限に少しずつ上げる形になるのではないか」
−−新日鉱ホールディングス(HD)との経営統合を決めた
「統合しようという話自体は14年ごろからあった。目的は2つある。一つは国内需要の減退による過剰設備の効率化だ。日本全体で製油所は日量489万バレルの能力があるが、需要は19年度で日量376万バレル。輸出分を差し引いても日量60万バレルの供給過剰となっている。単独で製油所を閉鎖するよりも合併して選択肢を増やしたほうが能力や立地、需要などに即した全体最適で製油所の再編ができると判断した」
−−新日鉱HDの金属事業はなじまない感じがする
「統合のもう一つの理由が事業面での相乗効果だが、新日鉱HDは金属事業の中にシリコンの採掘精製を扱う会社がある。新日石は太陽光発電の事業を三洋電機と共同で進めており、シリコンインゴットをつくる会社にも資本参加している。両社が統合すれば、太陽光事業でも上流から下流まで一貫した事業展開が可能になる。こうしたシナジー(相乗)効果は非常に大きいと考えている」
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